流浪の月 凪良ゆう

内容(「BOOK」データベースより)

あなたと共にいることを、世界中の誰もが反対し、批判するはずだ。わたしを心配するからこそ、誰もがわたしの話に耳を傾けないだろう。それでも文、わたしはあなたのそばにいたい―。再会すべきではなかったかもしれない男女がもう一度出会ったとき、運命は周囲の人を巻き込みながら疾走を始める。新しい人間関係への旅立ちを描き、実力派作家が遺憾なく本領を発揮した、息をのむ傑作小説。

著者について

2007年、長編『花嫁はマリッジブルー』で本格的デビュー。以降、各社でBL作品を精力的に刊行し、デビュー10周年を迎えた17年には初の非BL作品『神さまのビオトープ』を発表、作風を広げた。巧みな人物造形や展開の妙、そして心の動きを描く丁寧な筆致が印象的な実力派である。おもな著作に『未完成』『真夜中クロニクル』『365+1』『美しい彼』『わたしの美しい庭』などがある。

あらすじ&感想

公務員の父と自由すぎる母との間でのびのび過ごしていた主人公家内更紗。

学校では少し変わった子と認識されていてお友達もいなかったけど更紗は幸せに生きていた。

でも父が癌で亡くなってから母は父がいなくなった寂しさを甘いもの(恋人)でうめるようになりそのままどこかに蒸発、更紗は親戚の家に引き取られる。

そこでは今までのように夜ご飯がアイスクリームなんてことは許されないし、みんなと同じランドセルを背負わないといけないし、何よりそこの長男は夜自分の体を触りに来る。

そんなすべてが嫌になった更紗を公園で出会ったロリコンの文が助けてくれる。

優しい文ととの自由な生活が大好きでそのまま2カ月ほど文の家に滞在するが、案の定見つかってしまい、文は小学生を誘拐した犯人として捕まる。

文は悪い人じゃなかったのにそれを更紗はうまく警察に説明することができないまま二人は離れ離れに

そして大人になった更紗は文とまた再会する

文は夜だけ開くカフェの店長をしていて、更紗は束縛気味な彼氏には内緒でそのカフェに通うが文は自分のことに気づいていない

自分は恨まれているだろうか。でも・・・

という話。

とても読みやすくて一気に読めちゃいました。

この本を読んでいるから私は文が実はロリコンではなく二次性徴が来ない病気で、でもそれが母にばれると「欠陥商品だ」とうまく育たなかった木を引っこ抜いたときと同じように自分のことを母は「はずれだ」と言うのではないかと考え、それならいっそのことロリコンというゆがんだ性癖のため性的なことができないことにしたいとなっていたことや、そういうの抜きにしても文は女性が嫌がるようなことをする人ではないことが読み取れるので、文と更紗がその後出会い、お互い愛をもって二人で生きていくことを素直に応援できたけど、

その反面私は娘を持つ母で、母の立場に立った時、まぁまず更紗の母のように子どもを置いて出ていくことがないから同じ状況にはならないと思うけど、同じようにもし突然娘が消えて、実は大学生と一緒に住んでいたとわかったら果たしてそれを受け入れれるだろうかと考えるととても考えられなくて

だからこれからも二人を理解できる人はなかなかでてこないだろうなぁ

と思うと同時に

それでも世間とかどうでもよくてただ自分が自分らしく生きるためには必要だから、それは愛ではないけどでも必要だから一緒にいて、次この場所に住めなくなったら今度はここに行こうと話してる二人は自由で楽しそうで幸せそうでいいなとなりました。



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