内容(「BOOK」データベースより)
若くして成功した夫との新しい生活。だが予期せぬ妊娠に中絶という答を出した時から、夏樹果波の心に異変が起こり始める。自分の中に棲みついた別の女―精神の病か、それとも死霊の憑依なのか。治療を開始した夫と精神科医の前には想像を絶する事態が待ち受けていた。乱歩賞作家が描く、愛と戦慄の物語。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
高野/和明
1964年東京都生まれ。自主映画製作を経て、’84年より岡本喜八氏の門下に入り、映画やテレビなどの撮影スタッフとなる。’89年渡米し、ロサンゼルス・シティカレッジで映画演出、撮影、編集を学ぶ。’91年に同校を中退後、帰国して脚本家となる。’01年に『13階段』で第47回江戸川乱歩賞を受賞
あらすじ&感想
これもつわり中に読んだのですが、
これこそ妊娠中に読むべき本じゃなかった。
本が売れて、新しいマンションで妻と暮らすことになった主人公。
幸せはすべて自分の手の中にあるんじゃないか とすら思う主人公だけど、
妻の妊娠は予定外だった。
次の本が売れるかどうかわからないのに、今子供ができるのは困る。
そこで、二人は中絶するも
そのころから妻の中にはもう一つの人格が生まれて
というホラー小説でした。
もう男の身勝手さがむかついて、そのあとの話の展開に入っていけない。
しかも中絶そして早期胎盤剥離という生々しい記述があって辛かった。
妊娠中に読んではいけない本ベスト3に入るわ。
まぁ男の人にとっては妊娠→出産というすべてがよくいえば神秘的
悪く言えばホラーなんだろうから、そういう意味では男の人向けの本かもしれない。
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