【世にも奇妙な物語が好きすぎて書かれた作品】世にも奇妙な君物語 朝井リョウ

今日の一冊

内容(「BOOK」データベースより)

異様な世界観。複数の伏線。先の読めない展開。想像を超えた結末と、それに続く恐怖。もしこれらが好物でしたら、これはあなたのための物語です。待ち受ける「意外な真相」に、心の準備をお願いします。各話読み味は異なりますが、決して最後まで気を抜かずに―では始めましょう。朝井版「世にも奇妙な物語」。 –このテキストは、paperback_bunko版に関連付けられています。

著者について

朝井 リョウ
1989年生まれ。2009年『桐島、部活やめるってよ』で第22回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。2013年『何者』で、戦後最年少で第148回直木賞を受賞。2014年『世界地図の下書き』で第29回坪田譲治賞を受賞。他の著作に『少女は卒業しない』『ままならないから私とあなた』『何様』などがある。 –このテキストは、paperback_bunko版に関連付けられています。続きを読む

あらすじ&感想

この間読んだ朝井リョウさんのエッセイが面白かったので、最近私の中で朝井リョウ祭りとなり朝井リョウばかり読んでます。

エッセイの中でも登場した「世にも奇妙な君物語」

シェアハウさない

ライターの浩子は過去にレイプされたことをきっかけにライターの仕事をしている。

次の特集はシェアハウス。彼らは一体何の目的で一緒に住んでいるのか?

それを取材するのにぴったりなシェアハウスを最近発見した。

酔っぱらって介抱してもらった見知らぬおばさんの家がシェアハウスでおばさんやおじさんや若い男等が一緒に住んでいて、皆の接点が全く分からない

ちょうど一人が出ていくということなのでそこに住まわせてもらうことにした。

ここからネタバレ。

実はこのハウスの共通点は犯罪者。また犯罪を犯してしまわないようにお互い監視するためのシェアハウスだった。浩子はここで過去のレイプ犯にまた…。

これはかなり世にも奇妙な物語という感じの結末でした。

リア充裁判

世の中はリア充であるかどうかが重要になり、リア充裁判が開かれる。でも主人公はSNSなんて一切やってないけど本当のリア充はどういうことかをきちんと裁判で説明するつもりで・・・

っとここまでリア充に対する問題提起かと思いきや、これはすべてリア充でない主人公が書いた物語

現実ではその物語を偶然拾って笑っているリア充。彼女たちはどんどん就職を決めているのに、主人公はまだ内定をもらえずにいる。

立て!金次郎

親から文句がでないように幼稚園の行事では1年を通して全員が目立つようにすべきだという園の方針に反発する考次郎。幼稚園の考えに背き、その子にとって一番の方法をとろうと迎えた運動会で、今まで嫌われていると感じていた保護者からも感謝される

やっぱり自分の考えで動いてよかったと考える考次郎だが・・・

実際は親がもともとすべての先生に対してそれぞれ褒める時期と冷たくする時期を決めていて、冷たくすることで先生たちが自分の頭で幼稚園を良くしようと考えるように。つまりは掌で転がされていた

13.5文字しか集中して読めな

ニュースアプリ等の見出しをつくる仕事をしている主人公。

ちょっとくらい間違っていても、どうでもいい不倫のニュースでも、それをきっかけに他のニュースを読んでくれる視聴者がいるから自分の仕事は尊いと子どもにも伝えているが・・・

それに感銘を受けた息子が授業参観で13.5文字の見出しで自分の家庭について暴露する。

脇役バトルロワイヤル

あるドラマのオーディション。

いつもはわき役の俳優たちが最終審査に残った。

ところが脇役っぽいセリフを言った途端その人物は穴に落ちてしまい。

脇役たちのバトルロワイヤルが始まる。

まとめ

全体的に軽い内容だけど、世にも奇妙な感はものすごくでてた

あの音楽がながれてきたもの



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