【 宝石がモチーフの短編】サファイア 湊かなえ

今日の一冊

内容(「BOOK」データベースより)

あなたの「恩」は、一度も忘れたことがなかった―「二十歳の誕生日プレゼントには、指輪が欲しいな」。わたしは恋人に人生初のおねだりをした…(「サファイア」より)。林田万砂子(五十歳・主婦)は子ども用歯磨き粉の「ムーンラビットイチゴ味」がいかに素晴らしいかを、わたしに得々と話し始めたが…(「真珠」より)。人間の摩訶不思議で切ない出逢いと別れを、己の罪悪と愛と夢を描いた傑作短篇集。

著者について

1973年広島県生まれ。2005年第2回BS-i新人脚本賞で佳作入選。
2007年第35回創作ラジオドラマ大賞受賞。同年「聖職者」で第29回小説推理新人賞を受賞。
2008年同作品を収録したデビュー作『告白』は「週刊文春08年ミステリーベスト10」で第1位、第6回本屋大賞を受賞した。
2012年「望郷、海の星」で第65回日本推理作家協会賞短編部門受賞。
その他の作品に『少女』『贖罪』『Nのために』『夜行観覧車』『往復書簡』『境遇』『花の鎖』『白ゆき姫殺人事件』
『母性』『望郷』『高校入試』『豆の上で眠る』『山女日記』『物語のおわり』『絶唱』などがある。

あらすじ

 宝石をキーワードにした短編集

真珠

ムーンラビットイチゴ味の歯磨き愛用しているおばさんが、どれほどその歯磨き粉を愛してるか男性に語りながら進む話

最初はこのおばさん何者なの?話聞いてる男性は?って感じで始まるのですが

のちに彼女は実は放火犯。

話を聞いているのは歯磨きを販売している会社お客様係とわかる。

彼女が刑務所で彼を呼び出してまで語っていたのは、廃盤となったムーンラビットイチゴ味を復活させてほしいという話。

単なる一般人が叫んでも届かないから放火して世間の注目を浴びることにより自分の声を会社に届けようとしたというオチ

ルビー

実家の窓からは過去犯罪を犯した人専門の老人福祉施設が見える

どこに建てようとしても地域の反対があった施設だったが、人のいい母と父がその建設を許可したのだ

福祉施設では毎日「おーーい」と母に話しかけるおいちゃんという老人がいて母はそのおいちゃんから赤い石のついたおもちゃのような宝石をもらっていた。

その宝石は実は昔1億円したもの それに気づく姉妹・・

ダイアモンド

お見合いパーティで出会った女性と結婚する予定の男性

ある日偶然助けた雀が女性の姿になって、お礼をしたいと尋ねてくる

婚約者の欲しいものを調べて欲しいと雀に頼んだが、調べた結果女性は既婚者と付き合っていて自分はカモだったといことがわかる

猫目石

隣人の猫を助けた家族

隣人は親切を装い、夫がリストラされていることを娘に、妻が万引きしていることを夫に、娘が援助交際していることを妻に告げ口する。

その後隣人は事故死

そして3人の食卓はいつも通りの団欒

さらっと殺す家族怖いけど

でもなんだかスカっとする話

ムーンストーン

選挙に負けた夫に暴力を振るわれている主人公

ついに娘にも暴力をふるいそうになったのでとっさに夫を殺してしまった

弁護についてくれたのは、中学の時正義感から思わず救いの手を差し伸べたあがり症の友人

サファイア

人に何かをしてもらうのが苦手な主人公

その主人公がはじめて彼氏に指輪を買って欲しいとお願いする

けれど、指輪がもらえるであろう誕生日の日彼は電車にひかれてなくなってしまう

単なる事故と処理されてしまったがその後,実は彼は指輪を買うために、粗悪な指輪をオリジナル作品として高く売りつけるという悪徳商法のバイトをしていたことがわかりその恨みをかって殺されてしまったのではないかということに主人公は気づく

ガーネット

これだけサファイアの続き

その後主人公は夢に時々出てくる死んだ恋人の褒められたくて、勤務先でCM制作をすればそれが大ヒット

小説をかけばそれも大ヒットついには映画化まで決定する

その後、過去に恋人がした悪徳商法により指輪を買わされた人間と偶然出会うことができ彼女らの(二人でてくる)その後が暗いものではないことがわかる

という話。

感想

内容は世にも奇妙な物語で使われそうなものが多い

サファイア&ガーネットはとても都合のよい展開だけど、あんなことがあったから私は不幸なんだって言い続けてる人よりそんな嫌なことがあったけど私はもう立ち直ってますっていう女性私もなれるようにしたい

後、物語には関係ないけど小説の表紙の絵がとてもきれい湊かなえという作家をしらなかったとしてもジャケ買いしてたかも



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