今日の一冊
内容(「BOOK」データベースより)
「おはよう。今日はどんな日になるかな?S」白井有梨が所属する新品川署ストーカー犯罪対策室(SCS)に、35歳の専業主婦から相談が寄せられた。2カ月も無言電話が続いており、ついには動物の足先と『殺してやる』と印刷されたコピー用紙がポストに入れられていたというのだが―。一方、実は有梨も「S」と名乗るストーカーから、無数のメールを送りつけられ続けている。いったい誰が、何のために?
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
五十嵐/貴久
1961年東京都生まれ。成蹊大学文学部卒。2001年『リカ』で第2回ホラーサスペンス大賞を受賞しデビュー。’07年『シャーロック・ホームズと賢者の石』で第30回日本シャーロック・ホームズ大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
あらすじ&感想 ネタバレあり
ストーカー対策室が舞台。そこで働く白井有梨が一つ一つのストーカー事件を解決しながら、でも実は彼女もSというストーカーに狙われているという構成。
1話ずつストーカー事件を解決しながら10話通して主人公をストーキングしているのは誰かを推理するというめちゃくちゃ連続ドラマ向きの設定。このままドラマ化できるんじゃないかな。
遠峰良子の事件 元不倫相手にストーカーされていると思っていたが実際は元不倫相手が交換復讐サイトで出会った女性が彼女に嫌がらせをしていてそのまま殺害
松野公雄の事件 商社で働く男がストーカー被害を受けていると署にやってくるがその実態はない ストレスによる精神的な病気かと思われたが実は組織から排除するために上司が彼を追い詰めていた
篠崎未架の事件 芸能人に届いた脅迫状でも実は彼女自身が自分のファンに書かせたものだった
などストーカー事件を解決していくなかで白井有梨が家に帰ると上司が部屋にいる、怖がりつつも冷静に話そうとするが話がかみ合わない、有梨が逃げると上司は包丁でおいかけてきて。。
そのまま屋上からおちて上司は死亡する。上司がSだったのかと事件がすべて解決したとおもっていたらまたSからメールが入る。。
ここで下巻
下巻でもストーカー事件を解決しつつSの正体を探る。下巻では新しくなくなった上司について調べにきた岸川という刑事が加わるがそれ以外は同じようにストーカー事件と向き合う日々
ある日ともに働く心理カウンセラーの久美からストーキングされていると相談を受ける、彼女のメールには彼女の住んでいる家や通勤までの経路などが送られてきていた。
ところが実は久美だけではなく他の警察署内の人間にも同様のメールが届いてきていることがわかる。
犯人Xは有梨が働く警察署の4階の人間全員をターゲットとしたストーカー。そして女性の警官がやられる、このままでは危険だということで、有梨と久美も二人で一緒にいることに。
ねたばれ
ってことで想像通りこの久美がストーカーのS
有梨は気づかなかったが元同級生でその時から有梨を追いかけていた模様
気づいたときは筋弛緩剤で体が動かなくなってて万事休すなところに岸本がやってきてくれて助けてくれてお話は終わり
RIKAといいここに出てくるストーカーといい怖い。
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