ザベストミステリーズ2019

内容(「BOOK」データベースより)

日本推理作家協会賞短編部門受賞作澤村伊智「学校は死の匂い」も収録!プロの読み手たちを唸らせた、選ばれし至高の短編9本が集結。初心者も愛好家も必読必携な永久保存版!

ネタバレありあらすじ&感想

時々このザ・ミステリーズシリーズをよみます

色々な作家の作品を読めるのがお勧めポイント。

今回は以下の作品でした

  • 学校は死の匂い 澤村伊智
  • 埋め合わせ   芦澤央
  • ホームに佇む  有栖川有栖
  • イミテーションガールズ 逸木裕
  • クレイジーキルト宇佐美まこと
  • 東京駅発6時00分のぞみ1号博多行き 大倉崇裕
  • くぎ      佐藤究
  • 母の務め    曽根圭介
  • 緋色の残響   長岡弘樹

学校は死の匂い

体育館の2階(バスケゴールの裏とかにある通路のような場所)からわざわざ自殺した女生徒が幽霊の謎を解明する話

本当は彼女は運動会の組体操の練習中に一番上から落ちて事故でなくなっていたがそれを先生と生徒たちにより自殺に仕立てあげられてた

その後幽霊は成仏したと思っていたが・・・

ミステリー&ホラーなお話。

埋め合わせ 

汚れた手をそこで拭かない 芦沢央

これはすでに上で読んだ話でした。

ホームに佇む

幽霊専門の探偵。

いつも新幹線の窓からみえるホームに佇む男の子の幽霊の謎を依頼

もっと怖い話なのかなぁと思ったら全然そんなことはなかった

小学生にとって切符がなくなったってやっぱりすごく焦る出来事なんだろうなぁ

親としてはそんなの全然大丈夫だよっていってあげたい

イミテーション・ガールズ

探偵の親をもつ主人公

ある日クラスメイトの怜に、清田先生を尾行してほしいと頼まれる。その理由は清田先生を好きな好美に最近いじめられいてる怜が清田先生の弱みを握って清田先生から怜の件について好美に注意してもらいから。

最初のこの好美に注意してほしいから清田先生の弱みを握るために尾行してほしいという願いが変。

さらにその後清田先生が実は好美を脅していてそのことがわかったことをきっかけに怜と好美が仲直りするというハッピーエンドっぽい展開なんだけど、最初に主人公に清田のことを頼みたいがために、聞いてくれないなら放火すると脅すところがありえない

そんなこというクラスメイトを助けなくていいじゃんと私なら思っちゃうなぁ。かりに脅されているからということで適当に尾行してたとしても最後の「好美と一緒に清田と戦え」的な助言は絶対しない

クレイジーキルト

ころころ変わる視点。でもみんながあの日あんなことをしなければあんなことにはならなかったのにと思っている。

そのあんなこととは、おばぁちゃんが倒れて気が動転したときに妹が兄にかけた電話で、兄は悪い友達たちと縁を切るためにお金をもっていったが受け取ってもらえず徹夜していた状態で運転しおばあちゃんのところへ急いで向かっている途中起こしてしまった事故。

本来は、ある店先に突っ込むところだったが、店主が店先に荷物を運ぶためにおいてあったベビーカーにむけて突撃してしまうところをとっさに子どもが入ってると勘違いしてベビーカーをさけたために隣にいた、結婚するための婚約指輪を受け取るために歩いていたカップルにつっこんでしまい男性が死亡してしまった。

その一つ一つは事故とは直接関係ない「あの時あんなこと」が重なって不運にもなくなってしまった感じがとてもリアル。

そしてその後命日に加害者が花を手向けているということをしった被害者の婚約者がその加害者を殺そうとしていたのだけど、それもまた違う偶然(これはちょっとは必然かもしれないけど)により阻止されていくという話

これは面白かった

東京発6時00分のぞみ1号博多行

自殺した恋人への復讐のために呼び出した男を殺した主人公。その後暴力団の抗争にたまたま巻き込まれた風によそうために暴力団の一人を呼び出して殺し、主人公は次の日の朝東京から京都へ向かうために博多行の新幹線に乗る。

ところが席のとなりに、警察官が座り。

ニュースをみた主人公が安堵の表情をしているのをみたというだけでその後逮捕までもっていくという漫画のようなスーパー警察官。

くぎ

ペンキ塗りの仕事で入った家。最後に落ちていた五寸釘を住民が迷わず踏んだことが気にかかる。

あれは自分たちが落とした釘じゃないあいつのジーンズの破れたポケットから落ちたんだ。あんな釘をいれて家の中を歩いてた?なぜあいつの母が依頼した工事にあいつはあそこまでいやがった?

と考えているうちにすべてがつながって夜中だけど主人公はもう一度あの家に行くことにする。

うわーよく見つけてくれた!ってなるお話。

母の務め

主人公は息子が牢屋にいて夫が末期がんで余命あとわずかだけど、息子には次はいつくるのだ?と会いに来ることを待たれ、今まで夫がすべてをきめていた生活に自由もうまれた今が一番幸せかもしれないと考えている。

それにしても夫が投資用の不動産を持っていることも、弟の逮捕により婚約破棄されその後家でした娘と連絡をとっていたことも何も知らされていなかったなんて・・・

場面は変わり、パートの女性を殺してしまった男。

冷蔵庫の中に女性をいれて保存していたが、今日突然女性がチャイムをならしてポストに現金と電話番号を書いた紙をいれて帰っていた。

パートの女性には親戚などいないと言っていたが、実はいたのか?男性は焦っている。

この殺された女性がてっきり主人公の娘だと思わせる作品。私もまんまと騙されました

緋色の残響

絶対音感がある女の子とその母親(警察官)が過去に娘がならっていたピアノ教室を訪れた直後にそのピアノ教室の有望株だった子がアレルギーショックでなくなる。

訪れた時に先生は一生懸命表示を見ていてピーナツが入ってないことを確認していたが同じ工場内でピーナツ製品を使っていたためアレルギー反応が出たらしい。しかもたまたま席を外しているときでエピペンなどの対応も遅れてしまったという

完璧な偽装に思えたがその後先生はレストランで食事をした後自白する。

絶対音感がある人には聞こえたレストランでの色々な音が「し・し・ど・そ・ら」という音が多く。

殺した先生にはし「宍戸そら」という被害者の子の名前が連呼されているように聞こえたから



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