【 人生に行き詰ったときに】ボロボロになった人へ リリーフランキー

今日の一冊

内容(「BOOK」データベースより)

結婚情報誌で紹介された相手は素敵な大麻農家の長男だった。婚期を逃した女性が幸せを掴もうとする姿を描く「大麻農家の花嫁」等、読む者の心を予想不可能な振幅で揺らす六篇の珠玉小説。誠実でありながらも刺激的、そして笑え、最後には沁みていく…。天才リリー・フランキーが、その才能を遺憾なく発揮し、物語の面白さすべてを詰め込んだ。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

リリー・フランキー
1963年福岡県生まれ。武蔵野美術大学卒業。イラストのほか、文筆(エッセイ、コラム、小説)、写真、デザイン、作詞・作曲、構成・演出など幅広く活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

あらすじ

リリーフランキーの短編集

大麻農家の花嫁

結婚適齢期をすぎた多恵子が、農家の花嫁体験に出かける。

現地で多恵子を待っていたのは、埃まみれのランボルギーニで暴走するおじいさん

しかも大麻を栽培してる

死刑

窃盗でも強盗でも殺人でも罪を犯せばすべて死刑になる未来、裁判で争われるのはその死刑執行の方法

検察官は残酷な死刑方法、弁護士は安楽な死刑方法を勝ち取るために戦う。

ねぎぼうず 

女はセックス依存症だった。

結婚してそれ以来貞淑な妻を演じ続けていたが、テレクラで関係をもった異性から捜索される話。

おさびし島

何もかもがいやになり都会を飛び出し南に向かった主人公がたどり着いた島には、「誰とでもする」女の子が住んでいて・・

Little baby nothing

夢も希望もなくただだらだら過ごしていた3人がゴミ捨て場で天使のような女性を拾う

フリータ3人のそれぞれの青春。って感じの話

ボロボロになった人へ(本題)

右足は地雷で吹き飛んでいるが痛みはない残っている左足の折れた爪の方が痛い。

感想

ラスト2本で評価がぐっと上がった作品でした。

全体としてはふわふわ落ちがない感じです

それでいて読後感はねっとり・・・

題名がボロボロになった人へということですが、確かに何かしないといけないけど何をしたらいいかわからなくて悩んでる人は素晴らしいことが書かれた本ではなくこの本のように同じようにどうしたらわからなくなっている本を読むことで逆に救われるんじゃないかなーなんかそういう感じの本でした

東京タワーとは全然違うテイストですがこれもまたリリーさんワールド前回半分コラムのような作品です。

この本はこんな人にお勧め

  • 人生に行き詰っている人
  • ゆるーく生きていきたい人



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