【割と大人な短編の恋愛小説】夏の吐息 小池真理子

今日の一冊

内容(「BOOK」データベースより)

永遠に待ち続けると思うのです。世界のどこに行っても、地の果てにいても、私はあなたを待っている。―六年前、突如行方が分からなくなった恋人を待つ女性のモノローグからなる表題作他、濃厚な死の影の間近で紡がれる詩情。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

小池/真理子
1952年東京都生まれ。成蹊大学文学部卒業。’89年『妻の女友達』(集英社文庫)で第42回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。’96年『恋』(ハヤカワ文庫・新潮文庫)で第114回直木賞受賞。’98年『欲望』(新潮文庫)で第5回島清恋愛文学賞受賞。’06年『虹の彼方』(毎日新聞社)で第19回柴田錬三郎賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) –このテキストは、paperback_bunko版に関連付けられています。

あらすじ&感想(ネタバレあり)

著者自ら「この六編を超える作品はもう書けないかもしれない」と語る傑作短編集。 

年齢を重ねてからの恋はそこに生と死が隣り合わせでやってくるもんなんだなぁと感じました

若い子(あーこんな言葉を使いたくない)の恋と違い相手を責めたり泣いたりとかはなく、淡々と描かれていて日常ぽいんだけどなんかその日常にしみわったてるというかはびこっているとか浸食しているというかが怖く感じちゃうほどでした。

秘めごと

銀座でバーのママをしていた主人公。そこに客としてやってきたことをきっかけに友達となった女性。彼女は夫がいながら別の男性のことを好きになってしまっていた。そして時々「もし私に何かあったら私の夫を頼むね」と冗談ぽく主人公に言っていて、主人公も冗談ぽく「まかして」と答えていた。

その後本当に彼女は亡くなってしまい、主人公は彼女の元夫と結婚し、今では夫と二人で彼女の命日にはお墓参りに行きその後にそばを食べることを習慣にしている。

でも今年は外国に行く前に彼女の墓参りに行きたいと言っている彼女の元恋人と危うく鉢合わせしそうになるという話。

月の光

平日は働いて土日は実の母の介護をしている主人公。

ある日偶然知り合った若い男性。恋愛感情があるわけではないけど時々お茶したりすることが今は主人公のいい息抜きになっている。

ところが彼は薬を大量に飲み自殺をはかってしまう

パロール

親戚のおばさんがやってる小さな居酒屋で知り合った父ほどの年齢の常連の男性。

彼とは時々一緒になり楽しく会話をして帰るだけの関係だったけど、突然彼がなくなってしまったことを知り主人公は涙がとまらない

夏の吐息

6年前に突然蒸発した男性。

彼のことを彼の実家で彼の母と一緒に彼女は待ち続ける

上海にて

上海にいる友人に会いに行ったら、昔上海にも一緒にいったことがある元カレが今上海に住んでいることを友人に知らされる。主人公は彼に電話して待ち合わせをする。もうすぐ彼に会う。

この上海の夏の雨の感じがやたら懐かしい。私上海にいったことないんだけど、同じように海外で夏の雨にうたれたことがありそのことを思い出した。

元カレと久しぶりに会う時に元カレが全くあの頃と変わってないっての恐怖だな。私ものすごく変わったから。

春爛漫

今日不倫相手の娘に会った

そのことを古くからの友人に話す



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です