科学のミカタ 元村有希子

内容紹介

科学がみえる
科学がわかる

AI、ゲノム、重力波――
知れば知るほど面白い、知らなきゃやばい科学の世界の読み解き方、教えます。


自然現象や環境問題、宇宙や医療、生物、物理、化学など私たちは日々、最先端研究から日常の科学の話題に触れている。
だが、どう受け止め、どう理解すれば安心して暮らせるのだろうか。
知ってるようで知らないこと、知らないと困る科学の話を『理系思考』や『気になる科学』など、文系人にもわかりやすく、
解説することで定評のある著者が解説。
好評科学エッセイ最新刊!


《もくじ》
Ⅰ こころときめきするもの 《どきどき、わくわく》
平安京とオーロラ/チバニアン/ニホニウム/竜巻博士/セレンディピティ/重力波/地底の望遠鏡「KAGRA」/ダークマター/富士山観測50年/ヘンな生物オールスター/ボイジャー1号/はやぶさ2/飛行士マニア/次はどこ行く?/ABC予想ってなんだ?/イグ・ノーベル賞/ノーベル賞/オートファジー/科学の「夜明け」

Ⅱ すさまじきもの《あきれる話 興ざめな話》
トランプ・ハリケーン/生物多様性/サステイナビリティ/ウナギと生態系/クマとの共生/環境危機時計/地球温暖化/2万年待てない/死海が干上がる/プラスチックごみ/メタンハイドレート/核のごみ

Ⅲ おぼつかなきもの《心がザワつく、気がかりな話》
「ガタカ」が描く未来/ゲノム編集/遺伝子ドーピング/盗まれる個人情報/夢を解読する/AI/AI兵器は許されるか/スマホ依存

Ⅳ とくゆかしきもの《早く知りたい、もっと知りたい》
体内コンパス/絶滅動物と私たち/ロボットと暮らす未来/火星へGO/首都直下地震/TSUNAMI/活断層列島/火山大国ニッポン/ナノカーレース/都市鉱山/水素社会と燃料電池車/サルはきょうだい/ハダカデバネズミ

Ⅴ 近うて遠きもの、遠くて近きもの《生きること、死ぬこと》
がん100万人時代/尊厳死と安楽死/受動喫煙NO/花粉症/生食禁止/地球上でいちばんコワイやつ/水で中毒死/再生医療は希望か/科学記者が未来を占う

感想

科学の本を書くにあたり清少納言の枕草子をだしてきて、彼女のように、つらつらと、とりとめもないけどつまらないものでもないことを書き散らかしました~という出だしがよい。

  • 平安京時代に京都でオーロラが見えた話
  • ダウンバーストの発見をした竜巻博士藤田博士の話
  • 昔から知られていたピロリ菌を胃炎を引き起こす細菌だと証明した二人の医師の話
  • イグノーベル賞としてたまごっちが「数百万人の労働時間を仮装ペットの飼育に費やさせた」ということで経済学賞を受賞した話。
  • ぶさいくなハダカデバネズミがネズミなのに30年も生きてがんにもならないという話

などどれも興味深かったです



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