さくらさくら おとなが恋して 林真理子

内容

結婚しない人は恋をすればいい。水曜日の食事だけを男に与えられ、自分の恋に思いを馳せる女。冴えない男だったのに、いつの間にか心惹かれていることに気づく女。不倫と割り切る寂しさ、恋を恋する喜び。男と女の綾なす恋模様を、円熟味あふれる筆致で描く、大人のための12編の小説集。

あらすじ&感想

すごく個人的な思い出なのですが、信号で停止した車に、桜並木からたくさんさくらが舞ってきてそれがすごくきれいで「彼とみてるこの時間を一生忘れたくないな」とめちゃくちゃ強く思ったことがありそのことをこの季節になると時々思い出します。

ということで手に取った本。

おとなが恋して・・・表題作 彼を待つときに女性はきれいになる。女社長は8年ぶりに再会した男性とデートをする 

過去に付き合っていたわけでもないのに「君は本当は恥ずかしがりやで人見知りじゃないか」とか断言してくる男は私は嫌だけどな・・。

萩の月・・・最近結婚した友人は今まで独身同士だった時は本当にいい男があらわれるまでじっくり待っていようねと言い合っていたのに結婚したとたん「結婚はいいわよ!」と言い出し、おじさんを自分に紹介してきた。

これ女友達あるあるだよね。

蟹の宿・・・人妻か男と一緒に旅行にでかける。

小心者で心配性の私も仮に不倫旅行とかしたら芸能人なみに周りの人みんなが自分の不倫旅行を追いかけてるって思いそう。

その灯り・・・若い彼女はいつか彼をみつけて自分もとから飛び立つだろう。その時俺は笑顔でおくってやりたい。とか思ってた不倫男が実際そういう状況になったら醜く追いかけるという話。

彼と彼女の過去・・・過去に酔った勢いとはいえ無理やり関係を持たされた男とその男が結婚する女。その女は同じ大学出身で、共通の友人にきくとその女は過去に不倫をしていた。彼と彼女の二人の秘密を私は知っている。

眠る妻・・・仕事で知り合った男性は、妻の過去の男。

この話好き。

吸い殻の物語・・・友人が連れてきた彼女は女優で激しく嫉妬するという話。

物語そのものよりも、タクシーの運転手が「今女優の〇〇をのせたんですその吸い殻入れに入ってるたばこは彼女のものですよ 持って帰ります?」っていってるシーンがあってそこが怖い。

さくらさくら・・・会社訪問に来た女性と一夜限りの関係を持つ。自分は妻の協力なコネがあったからこの会社に入れたが同じ大学に通うこの女性ではこの会社に入ることはできないだろうと思っていたが、入社式で彼女の姿を見つけてしまう

週末まで・・・.不倫していると週末が暇。そんな週末をうめるために新しい男ができた

結局また不倫かい・・という話

恋物語・・・不倫の末に結婚した夫の元妻が結婚するらしい

トロピカルフルーツ・・・ある女性にものすごくひかれつつも別の女性との結婚を決めた男性。彼女とはなかなか別れられなかったがこれからは何もしらない純粋な妻を大事にしようと思っていたら・・

まぁこれはありそう。純粋無垢な振りをするなんて本当に簡単

別れてはみたけれど・・・結婚相手にと友達が紹介してくれた人はちっとも素敵な人じゃなくて

なんで私だけ結婚できないんだろう・・て私も思ったことあるんだけど、そしてそれを運が悪いだけだと私も考えていたんだけど、今思うとそれが果たして運が悪いことだったのかとならなくもない笑

少なくとも、全然好みの男性じゃないけどでも寂しいから一度は無理ってなったけどまた電話してみようかな頑張れば恋できるかも(結婚できるかも)なんて感じで自分をだましてしまい結婚したら(男女ともに)それが一番最低な道をたどるんだけど案外多いと思うそういう人。

ということで、大人の恋となるとどうしても不倫や結婚がテーマになってしまい、リアルな話であればあるほど打算的になってキュンキュンする感じからは程遠くなるな。

面白かったけど、大人の恋愛でリアルな描写だけどキュンキュンできるという小説ではなかった。そういう大人恋愛小説ってなかなかないな



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