内容（「BOOK」データベースより）
田舎町で瀟洒なレストランを経営し、町中の男を虜にする絶世の美女・未帆。彼女の顔はかつて畸形的なまでに醜かった。周囲からバケモノ呼ばわりされ友達もできない悲惨な日々。そして思い悩んだ末、ある事件を起こしてしまう。追われるように移り住んだ「美女の街」東京。そこで整形手術に目覚めた未帆は、手術を繰り返して完璧な美人に変身を遂げる。そのとき、甦ってきたのは、かつて自分を虐げた町に住むひとりの男に対する、狂おしいまでの情念だった―。
ネタバレ＆感想
ぶさいくな女性が整形をきっかけに人生を変えようとする話。
ありがちだね。少女漫画とかにもありそう。
そして整形がテーマとなった小説はたいてい「整形し始め男性に優しくされるようになり幸せを味わうも、その後整形にはまりすぎて（もしくは整形したことがばれるのがいやでうちにこもり）結果不幸になる」という流れで話しが進むけど今回は整形のために無理したこともあり脳溢血でなくなるのだけど最後に初恋の人自分の不細工だった時の本名を告げそれでも好きだよっていってもらいながら亡くなったので意味幸せな最期なのかな？って感じのラストでした。（既婚者の彼はその後彼女を置いてそそくさ逃げますが）
ただ、小さい頃まだ美醜の区別がつかない頃に男の子に優しくしてくれた思い出を美人になり誰からも追われる立場になってもなお追いかけるってのがなぁ‥。なんとなくいつまでも女の人は自分を好きでいてくれるって思ってる男性が書きそうな展開とは思っちゃいましたｗ
でもでも男性の人が書いているだけあって、女性にとって「外見が美しいという価値」については痛いほどリアルでした。
美しいって得だなぁ
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