会いたかった人 小池真理子

あらすじ&感想

久しぶりに私の好きな毒ある短編小説。

生理痛で週末ほぼ横になっていたのですが、横になりながら痛がりながらこういう後味悪い小説を読むとか家族からみると相当怖い存在だったのではないかと思う。

・会いたかった人

表題作。有名人になったらテレビの力を使って誰に会いたいかってのを昔からよく考えていたのですが(食わず嫌い王に出たらどれを食べるかとか)。主人公が過去の親友の話をテレビでしたことによりその親友と会えることになるという話。

過去の親友がテレビにも出演するキラキラ主人公に対してダサいというのはわからないでもないなと思って読んでいたら最終的にはその親友は…。とかなり怖い目な話でした読後感最悪です。

・結婚式の客

自由な感じの結婚式に紛れ込んでいるお互いの親戚ではなさそうな老婆。これ絶対あの人だ!!と新郎がめちゃくちゃ焦るという話。勘違いって怖いですよね。

・寄生虫

娘が結婚した相手は申し分なく二人で夫をなくした私のところにもよく遊びに来てくれる。でもいつも二人で来る。私は娘と二人で話したいのに~

娘大好きな私ですがこうはなりたくない。怖いな。

・木陰の墓

お隣さんは夜中に大きな穴を掘っていて何かを埋めていた。あれは前の日自分にそっと隣の家の秘密を教えてくれたお隣さんの運転手を埋めてたのではないか。と思う主人公

これは世にも奇妙な物語向けのお話。ラストまで全部まるっと世にも奇妙な物語のティストでした。

・運の問題
教授なのに盗みを辞められない主人公。ある日痴話げんかをしてるカップルのお財布を盗もうとして捕まってしまう。交番に連れていかれこれで人生終わったと思ったら、犯人ではなかった間違えて捕まえてしまったといってくれ何事もなく帰ることができてしまった・・・

まぁ悪いことをしてはいけないなって思う話。

・甘いキスの果て

不倫してた男から別れたいなら200万をよこせと弁護士をつうじていわれる。期限は今週中。そんなのは無理だと不倫相手を呼び出した主人公は彼を・・・

自分が独身で相手が既婚者で相手の妻からではなく別れたいなら200万っていう請求がそもそも違うだろーって思うけど

これはそれ以外にも話があまりにも読めちゃってちょっと残念かな



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