内容（「BOOK」データベースより）
真希は29歳の版画家。夏の午後、ダンプと衝突する。気がつくと、自宅の座椅子でまどろみから目覚める自分がいた。3時15分。いつも通りの家、いつも通りの外。が、この世界には真希一人のほか誰もいなかった。そしてどんな一日を過ごしても、定刻がくると一日前の座椅子に戻ってしまう。いつかは帰れるの?それともこのまま…だが、150日を過ぎた午後、突然、電話が鳴った。
感想
事故をきっかけに過去に戻るという設定はよくあるんだけど、今回は繰り返すのは１日のみ。
しかも自分以外にその世界には誰もいない。
繰り返す１日。メモも作品も何も残すことはできず．しかもたったひとりきり。
記憶は消えないので（その分つらいけど）語学や楽器の練習なんかは可能。
その後ある１本の電話がかかってきて本来の世界とその電話でつながることができるんだけど．その前の一人で過ごしてる１５０日についてついつい自分だったらと想像してしまった。
一人になりたいと思わなくはないしドラゴンボールの時の部屋で勉強したいと受験勉強中は思ったので、それなりに楽しめそうだけど何日が限界かなぁ。ということで私は１か月かな。
小説のように別の世界で一人ってことは現実にはないけど、でも単調な生活の繰り返しの中自分で何ができるのか？そしてその繰り返しはある日突然終わる（死を迎える）ということを考えると今の生活でも何ができるのかって思っちゃうしいつまでも続くと思ってるけど・・ってなりますね。
主人公がとても前むきで素敵な女性でそこがとても救いでした。（これネガティブな人が主人公だったらホラーにしかならなかったと思う）
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