私が受験した5科目の中で難易度も面白度もNo1!
簿・財・消費・法人・国徴と受験したのですが、
私の中での難易度は
易 財<簿=国徴<消費<<<<法人 難
でした。
本気で勉強したのに(私基準で)受からなかったという体験は人生ではじめてでした
消費税等も2度目の受験で合格したのですが1度目がなるべくして落ちたなという程度しか勉強してなかったので(自分の中で)「え?こんなに勉強したのに落ちるんだ」という衝撃があったのはこの時が初めてでした。
ただ面白かったのも
国徴<財表<簿記<消費<法人
法人が一番でした。
そんな面白いけど難しいのが法人税。
結局3回目でようやく通ったので役に立つのかわからないですが、私の勉強方法などを法人税に特化して記録してみたいと思います。
ここが難しいよ法人税!
内容が難しい
簿記・財表・消費あたりは実務をしているとピンときやすい、でも実務をしてなくても理解できる範囲内でした。
実際簿記と財表は実務経験なしの時に受験したのですが「意味がわからない」ということはあまりなかった気がします(解けるかは別)
でも法人税は組織再編成等テキストを一度読んだだけで「あーなるほど」とはならない論点が結構ありました。
計算もインプットが多い!
しかも直前期にもインプットする事がめちゃくちゃ多い
それまでの部分がわからないまま直前期を迎えるとえらいことになります。
そしてやっぱり理論の数の多さ。
1年目であれを全部覚えるのはかなり難しいと感じました。
私は基本理論はすべて持っていくと考えているタイプですが1年目も2年目も全題持っていくことができませんでした。
2年目は5題もっていけなかったのですがその中から2題でて撃沈しました。
もちろん全題覚えずに受験してラッキーにも覚えてる中から出題がありラッキー合格ってこともあり得るので最終的には全題覚えられなくても受験することをお勧めします
が、1年に1回しかないテストでそのラッキーを最初から狙うのはリスキーすぎるので全題覚えるのを目標にすべきだと思っているのでやっぱりそこがかなり大変です。
独自の理論暗記方法を駆使してとにかく覚えるのが一番の合格への近道だと思います。
実際法人税を覚えてしまえば、その他の税法はまぁ法人税に比べれば量が少ないしいけそうだなって思えるほど法人税は多かったです
(ただ覚えにくさでいえば国税徴収の方が覚えにくかったし、相続税の方が大変そうだと個人的には思っていました)
法人税の理論問題
理論の数がとても多い法人税ですが、べた書きのみの出題ではないところが私的には少し楽でした。
法人税は理解しているかを問う問題が多い。
なのでとりあえず理論を暗記するときはただ機械的に暗記するのではなくすべての問題を説明できるように理解していることが重要だと思っています。
理論の数が多いので出題頻度の高くない問題は全く覚えてない人も結構いるので理解してある程度自分の言葉にはなってしまうものの書けるっていうことは結構なアドバンテージになります。
そしてそこから試験にむけてその自分の言葉で書いている理論をべた書きに近づけていければかなり得点が狙える気がします。
そしてそこができると応用理論もかなり解けるようになります。
ちなみにTACでは応用理論問題は理論ドクターという形で想定問題をまとめてくれていたのですが、私はそれもほぼほぼ覚えて試験に挑みました。
そうすることで大体の理論問題は考えることなく書くことができ時間的にも余裕ができました。
また理論マスターを1-1~順に覚えるだけではなく関連づけて横に出題されることを踏まえ「配当関係」「欠損関係」とグループわけして復習するのもおすすめです。
- ただ覚えるだけじゃなくて人に説明できるくらい理解する
- 理論ドクター等応用問題も覚えるほどやる
- グループわけして暗記する
法人税の計算問題
計算はとりあえず何度も何度も解きました。
基本的にはすべての問題をコピーしそれを原本としてやるたびにコピーして解答を横におきながら電卓をたたくだけで書くことをせず、とにかく何度も何度も解くことを心掛けていました。
計算のいいところは1周すると「めっちゃ力がつく」ことです。
理論は一歩一歩進んでは少し忘れてと地道ですが、計算は1周やるとものすごく「やった」感がでる上に、ぐんとできるようになります。
今思うと私は常に計算に助けられてきたのですが、計算問題も理論問題も時間がなくなるということがほぼなかったのはこの繰返しのおかげだったのではないかなぁと思っています。
問題をみたら瞬時にどうすればいいかわかるまで何度も何度もやり直す。
それでも不安なら間違いノートに書いておく。
よくするミスはそのノートさえテスト直前にみたらOKにしておくというのがお勧めです。
ただミスノートは最初からつくると量が増えすぎるので最後の方につくるのをお勧めします。
私はミスノートをつくりすぎてミスノートを見直すのが嫌になるという失敗から最終的にはプリント5枚までに抑えるようにしていました。
ラッキーなことに法人税法はワンミスくらいならカバーできます。
でもそれは100%理解できるけど本番なので計算ミスしちゃいましたっていうのはOKですよっていう意味で、
最初から90%の理解ではダメだと思ってやっていました。
私は特に緊張して本番では力を出し切れないことを加味してとにかく普段のテストは計算は満点を狙うつもりでやっていました。
テスト自体は7割くらいとれていれば大丈夫な事が多いですが、7割を目標にしてしまうとなかなか7割には到達できなかったりします。
なのでぜひ満点を目指してください
- 何回も解きなおしをする
- 間違いノートは試験前にさらっと確認できる量に抑える
- 100点を狙いにいく
法人税をやってよかった
法人税法をもう1回受験しろと言われると嫌ですが笑
法人税法の受験は実務的にもとても勉強になりやってよかったです。
ただ法人税法をやってわかったのは所得税もこうやってちゃんと勉強したいということです
税理士試験に受かっても勉強は続きそうです・・・。
説明できるくらい理解できていたら、とりあえず完全に覚えていなくてもそれなりに問題が解けます