今日の一冊
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
綿矢/りさ
1984年京都府生まれ。2001年『インストール』で第38回文藝賞を受賞しデビュー。2004年『蹴りたい背中』で第130回芥川賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) –このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
内容(「BOOK」データベースより)
同情は美しい、それとも卑しい?美人の親友のこと、本当に好き?誰もが心に押しこめている本音がこぼれる瞬間をとらえた二篇を収録。デビューから10年、綿矢りさが繰り広げる愛しくて滑稽でブラックな“女子”の世界。
あらすじ
彼が長く付き合ってた元カノと同棲を初めてしまうお話。
主人公樹理恵はブランドショップの主任を務めていて後輩にも頼りにされているしっかりした女性。
ブランドショップで働いているだけあっておしゃれにも気を使ってて女性があこがれるタイプの女性。
彼女にはアメリカで暮らしていた彼氏隆大がいる。
隆大はある日、7年付き合ってた「元カノのアキヨが就職が決まらずアパートを追い出されて途方に暮れているからしばらくの間自分の家で同居させる」と樹理恵に告げる。
もちろん元カノに恋愛感情はないし愛しているのは樹理恵だけだといい、樹理恵も隆大と別れるつもりはなかったためいったんは受け入れるが・・・
この元カノめっちゃしたたか。見た目はやぼったくて地味。
でもしっかり責任感の強い元カレの家に転がり込み。
陰ではラブラブなメールも送っていた。
樹理恵が彼のアパートに乗り込むと、そこはすでに元カノのものであふれかえった部屋になっていて。
結局元カノは元カレを奪いとろうと虎視眈々と狙ってたというオチ。
感想
最後すっきりしてくれてよかった。
きっとあの後泣くだろうけど、それでもなんとなくずるずるしちゃうより絶対よい。
元カノのしたたかさに気付かないバカ男なんて切って正解だよ。
でもこういう女いっぱいいるからなぁ世の中。
この本はこんな人におすすめ
- したたかな女の人に彼氏を取られたことがある人
- 三角関係を経験したことがある人
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