能面鬼 五十嵐貴久

あらすじ紹介

一周忌の案内状は、地獄への招待だった…… 私立の名門大学のサークル「ヒートウェーブ」の新歓コンパで悲劇が起きる。 無理矢理飲まされ続けていた新入生の諸井保が、急性アルコール中毒で死亡してしまった。 これからのキャリアを考えたメンバー達は、保身のために死因を偽装する。 事件の記憶が薄れかけた一年後、案内状が届く。 保の実家である寺で、一周忌法要を行うというのだ。 罪悪感に苛まれていたメンバーは、けじめをつけるため出席することにした。 そこに地獄が待っているとは知らずに……

ネタばれ 感想

大学の新歓コンパで飲ませすぎて1年生が亡くなってしまう。 飲ませて死亡させたとなるとこれからのキャリアに傷がつくと考えたメンバーは彼が勝手に海に落ちて死んだことにしてしまおうと海に落とす。

1年後彼らのもとに一周忌法要の案内状が届き・・・

ここからネタバレ

まぁ想像通り彼の田舎で彼らは殺されるんだけどもうそれはめった刺しされたりと残虐。

それもそのはず彼の田舎は過去に33人の人を殺した津山事件(本の中では微妙に名前が都川群都実になってたりともちろんかえてあるけど)のあった場所で超いわくつきのお寺が彼の実家だったのです。

ってことでその時と同じ33人(実際の津山事件は30人だっけ?)の人がなくなる大惨事になるというお話でした。(サークルのメンバー8人はまだわかるけどお葬式にこなかったという中学の同級生とかもついでに殺されてるめっちゃ可愛そう‥。あとはその辺の親戚雑)

映画とかでもこういう時恋人とイチャイチャしてる人は必ず殺されるんだけど小説でも途中で性交しはじめた二人はかなりばっさりやられてました。 そういうお約束的な感じが私は好きでした。

ちなみに私が大学生のころはこの新歓で男子が結構飲まされるってのはまだあったのですが、今はもうなくなってるのかなぁ‥。早くなくなってほしい。彼の死因が実は溺死で、死んだと思ってた時は実は気を失っていただけで、あの時だれかが隠蔽しようとせずにちゃんと救急車を呼んでいたら助かってたかもしれなかったというのも親目線で読むとほんと怖い



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