今日の一冊
内容(「BOOK」データベースより)
教えるのが難しい教科といわれる国語。でも、お母さんならわが子の学力を伸ばすことができるのです。中学受験国語の家庭学習メソッドの決定版!
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
早川/尚子
慶應義塾大学文学部国文学科卒。35年以上にわたり中学受験国語の家庭教師として受験生を指導し、毎年教え子を難関有力校に合格させるなど、抜群の実績と人気と信頼を誇る。また、わが子の受験経験からも受験生をもつ母親の悩みを共有し、母親に対し母親の視点からの実践的なアドバイスも行っている
この本の中身を1分で説明すると?
- 国語は子供の日常生活そのもの 子供は日常生活を背景に国語の問題を解く 日常生活のキホン・常識をきちんと身に着ける。
- お母さんが教えると国語はupする
- 国語の問題には学校からの「どのような子を望むか」というメッセージがある
- 国語の学習で子供の内的成長を促す
- 読書は読解ではない(これ目から鱗!ポイント!)
- 鉛筆で印つけとメモ書きをして読む力をつける
という6か条をもとに中学受験に向けて国語力あげる方法について書かれた本。
中学受験についての本は「集中力をつける」「色々体験させる」等が親としてサポートできることについて書かれている本が多いけど、この本はいかに国語力をあげるかについてかなり実践的に書かれてました。
日常生活にとりいれようと思ったもの
音読させ本当に読めているかをチェックする
低学年中は毎日の読み聞かせ。読むことよりも聞く方が想像力を高める
毎日10分の書写1日1字の漢字練習 漢字は覚え始めが肝心
親の語彙力重要。子供にちゃんとした日本語で話す。そして子供にきちんと説明させる。
長文の解き方
1⃣問題分けする
- 問題文中の傍線①の数字①を問題文の真上に書き出す
- その傍線①を含むすぐ先の改行前の部分に「問題分け」の印をつける これが傍線①の問題に答えるのに必要な一番短いひとかたまりとなる
2⃣印つけとメモ書き
- 時・場所・人物・・・・薄く小さな〇
- 場所や時が変化したら・場面わけの印T
- 気持ちを表す言葉・・・「」さらに+-をかく
- しかしがでてきたら〇く囲む・・それに続く言葉にチェック
- 繰り返される言葉は□で囲む
- 指示語は〇で囲む
- つなぎことばも〇で囲む
- さえ・こそ・だけ は波線
- つまり・このように は〇で囲み それに続く言葉を囲む 結論
- (説明文)話題(何について書かれた文章かがわかる部分に「わ」とメモ
- (説明文)意見 例や説明とセットで書かれていることが多い 〜と考える 〜と思う 〜のである 違いない などがでてきたら上の余白に「い」とメモ 波線をつけておく
- (説明文)結論 文章の後半に多い 意見のまとめ 波線をつけ 上の余白にに「け」と書く
記述問題と選択問題の取り組み方
記述問題
- 話ことばではなく書き言葉で解答する
- 「〜ので、〜から」という書き方を覚える。例お腹が空いたので我慢できなかったから
選択問題
- 自分ならばこうする・自分ならばこう思う という気持ちで解答しない
- 自分が知っていることが解答とは限らない。文章からわかる答えのみが正解
- 本文中に書かれている言葉又は本文中に書かれている言葉を言い換えているものが正解
- 正解を選ぶのかふさわしくないものを選ぶのか 答えは1つなのか複数なのかをチェック
- 大げさな言い方(必ず すべき 全て 全く すっかり等)や限定してるもの(だけ こそ しかり かぎり のみ)の言葉が文章にある時は注意する