短編ベストコレクション 現代の小説2014 浅田次郎他

内容(「BOOK」データベースより)

2013年に発表された中から、当代の読み手が選んだ名作14篇!新鋭からベテランまで、“いま”を代表する実力派作家が揃いました。ミステリー、ファンタジー、恋愛など、テーマや時代背景はさまざまですが、共通してどの物語からも“読む”ということの楽しさを再発見できるはず。短篇という限られた枚数だからこそ描くことのできた味わい深い物語の数々。

あらすじ

短編のアンソロジー。

たくさんの作家さんの話をよむことができるので、未読の作家さんに出会うことができます。

今回は14作

浅田次郎 獅子吼

ライオンと若い飼育員が主人公。戦争が激化してきて動物を守ることができなくなった飼育員。ついにライオンを鉄砲で殺す日が来た。するとライオンはちゃんと彼が自分を撃つことできるように吼える。

有栖川有栖 線路の国のアリス

鉄道好きの兄とピクニックにきたアリスがうとうといていると白うさぎがやってきて・・と不思議の国のアリスを彷彿とする話。ただし鉄道好きの兄の影響で舞台は鉄道

大沢在昌 大金

時々見つかるゴミの様に捨てられている大金。あれって実はどういうお金なんだろうということを作家が推理する話。

乙川優三郎 太陽は気を失う

3.11の話。

小川一水 御機送る、かなもり堂

長く働いてくれたロボットとの最後の別れを用意してあげる葬儀屋。

これは多分このままシリーズ化にできそうだなぁ。

古処誠二 水を飲まない捕虜

落伍兵を収容しながら給水所を設置していく軍隊。

そこで捕虜となっていた若い兵士をおくり届ける任務が加わるが、その捕虜が一切水を飲まない。

桜木紫乃 影のない街

男を変えながら暮らす母とその娘。

ビルから立ち退きを命じられた母は娘にそのオーナーにコーヒー豆を届けさせる

娘は体の関係をとってこいということだと勘づくが・・・。

月村了衛 機龍警察 沙弥

17歳の高校生の志郎、友達の福本とは普段から悪いことばかりしているが、福本は実は警察官になりたいという夢があった。

ところがその福本が突然死体でみつかる。

西崎憲 廃園の昼餐

なにもかもわかっている俺は今母親の子宮の中にいる。

原田マハ 無用の人

美術館で働く主人公の元に1か月前になくなった父から誕生日プレゼントが届いた。

それは鍵。父が一人で暮らしていたであろうその部屋には・・・。

何も話さなかった無口な父が意外と娘と同じく絵や美術が好きだったという素敵な話。

満開の桜が部屋から見えるシーンは目に浮かぶ。

万城目学 インタビュー

注文の多い料理店のパロディ

宮内悠介 かぎ括弧のようなもの

殺人事件の凶器はかぎ括弧 その後ずっとかぎ括弧について書かれてます

感想

多分読んで1週間したら忘れちゃってるなっていう作品が多かった。

実際もうあと2作品あったはずだけど内容が思い出せなかった。

無用の人や機龍警察はよかったな。後、浅田次郎の獅子吼。さすが浅田次郎です。



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