可愛いベイビー 五十嵐貴久

内容(「BOOK」データベースより)

正しい恋、正しい結婚、どれを選べば満足するの?三十八歳で大手企業の課長職を務める晶子には、児島君という二十四歳の年下の彼氏がいる。様々な障害を乗り越えて結ばれたはずの二人だったが、両家の家族は今でも交際に反対。ましてや結婚なんて…と思っていたら、児島君がまさかのリストラ!?追い打ちのように晶子の仕事や身体にも大きな変化があらわれ始め―お仕事恋愛小説のバイブル!

著者について

1961年東京都生まれ。成蹊大学文学部卒業後、出版社に入社。2001年「リカ」で第二回ホラーサスペンス大賞を受賞しデビュー。著書に『年下の男の子』『誘拐』『1981年のスワンソング』『贖い』『炎の塔』『気仙沼ミラクルガール』『スイム! スイム! スイム! 』『7デイズ』、シリーズ「吉祥寺探偵物語」「南青山骨董通り探偵社」など。

あらすじ&感想

年下の男の子シリーズ完結編

ということで14歳年下男子と付き合ってる主人公のお話。

今回は突然彼氏がリストラされるところからスタート。

さらに相変わらずどっちの親も付き合ってることには反対。

そして仕事も忙しい

という状況なのですが、彼氏がのほほんとしているせいかそんな悲壮感はないです。

↓ここからねたばれ

その後彼は転職先が無事に決まり正社員に(彼女の上司が紹介してくれた博報堂(一応作品中は名前を変えてる)をけっちゃったのが勿体ない)

で、題名通り主人公が妊娠。

彼氏に告げると喜んでくれて、改めて両親に二人の付き合いを認めてもらうために出向く。

彼氏側の両親はもともと父親は二人の交際に賛成だったけど、祖母と母とそして姉と妹という女4人衆が反対側という状況。でもお腹の中に子供がいると分かった途端、戦時中に周りの反対を押し切って自分を産んでくれたから今の自分がそしてあなたたちの存在があると祖母が賛成側に転じたことで流れが変わって歓迎ムードに。

主人公側は弟の過去の黒歴史を引っ張り出して弟に頑張ってもらうも相変わらず口もきこうとしない父親に母親が最終的にぶちぎれていい加減にしなさい!となり反対していたのは愛する娘を失う寂しさのウェイトがかなり高かったことも母に見破られてて、娘の妊娠報告に嗚咽するほど泣く父親がなき一見落着。

という流れでした。

ハッピーエンドでみんな幸せで何より。

ほっこりするお話でした

しいていうなら妊娠してから子供が仕事よりも大事だと体に気を遣うことになってた割には彼の仕事の都合でたまたまとはいえグアム行っちゃうのかってところかな(まぁ安定期ではあったので大丈夫なんだろうけど心配性の私は心配しちゃう)



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