百花 川村元気

内容(「BOOK」データベースより)

大晦日、実家に帰ると母がいなかった。息子の泉は、夜の公園でブランコに乗った母・百合子を見つける。それは母が息子を忘れていく、始まりの日だった。認知症と診断され、徐々に息子を忘れていく母を介護しながら、泉は母との思い出を蘇らせていく。ふたりで生きてきた親子には、どうしても消し去ることができない“事件”があった。母の記憶が失われていくなかで、泉は思い出す。あのとき「一度、母を失った」ことを。泉は封印されていた過去に、手をのばす―。現代において、失われていくもの、残り続けるものとは何か。すべてを忘れていく母が、思い出させてくれたこととは何か。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

川村/元気
1979年横浜生まれ。上智大学文学部新聞学科卒。2010年、米The Hollywood Reporter誌の「Next Generation Asia」に選出され、翌11年には優れた映画製作者に贈られる「藤本賞」を史上最年少で受賞。12年、初小説『世界から猫が消えたなら』を発表。14年、絵本『ムーム』を発表。Robert Kondo & Dice Tsutsumi監督によりアニメ映画化され、全世界32の映画祭にて受賞。18年、佐藤雅彦らと製作した初監督作品「どちらを」が第71回カンヌ国際映画祭短編コンペティション部門に選出される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

あらすじ&感想

テレビ関係の仕事をしている主人公の泉。シングルマザーで自分を育ててくれた母が認知症を発症しその母とのことを描いた作品

結構たんたんと描いているあまりなかそうなかそうとしてない感じがよいです。

母がいろいろ忘れていくから逆に母との記憶を振り返る感じがとてもよかったです。

年齢的には主人公に近く、主人公の母も私の母とほぼ同年代。

でもまだまだ母が認知症になったらというのは想像できずあのしっかりものの母が色々なことができなくなった時に私ちゃんとそこに向き合えるのかな。「しっかりしてよ」とか思わず言ってしまい母を傷つけそうだな。と思いながらどうしても読んじゃう。

それと同時に自分が老いたらということも考える。

色々なことができなくなって子供に迷惑かけてしまうようになってということもそうなんだけど何より子供を忘れてしまうのがつらいな。昔こういう話をよんだ時は母が私のこと忘れてしまうのは寂しいなと思ったけどそれよりずっとずっと自分が子供を忘れてしまうことがつらいし悲しいと今回改めて思った

忘れてしまったころにはもうそれがつらいということですらなくなってるんだろうけど



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