水曜の朝、午前3時 蓮見圭一

出版社からのコメント

1970年、大阪万博を舞台に叶わなかった恋とその後の20数年を描く、涙の大ベストセラー、『水曜の朝、午前三時』。
「恋愛小説であると同時に、人生を振り返る本です」
「この本を教えてもらえて、ありがとう! 」
「人生で何度も読み直したくなる本になると思います」……絶賛の声続々。
誰もが自分の過去の恋愛や人生を振り返りたくなる、時代を越えて愛される名著。

内容(「BOOK」データベースより)

「もしかしたら有り得たかもしれないもう一つの人生、そのことを考えなかった日は一日もありませんでした―」一九七〇年、大阪万博を舞台に叶わなかった恋とその後の二〇数年。恋の痛みと人生の重みを描く、究極のラブストーリー。涙を誘った大ベストセラー

感想

主人公は僕。僕は妻の母である直美さん、つまり主人公の義理。

その直美さんが脳腫瘍になり亡くなる直前に自分の人生を語ったテープを主人公が紹介するという形で、舞台である1970年大阪万博のころの直美の隠された恋愛についてが描かれてました。

直美は親が決めた結婚をするのが嫌で大阪万博の間だけという約束で東京から離れ寮にすみ大阪万博で働きます。

そこで素敵な男性に出会い恋に落ち…。

でも今の直美の夫はその時の彼ではありません。

ここからネタバレ

彼を運命の人と思い彼女は彼と結婚しようと考えていたのですが、彼が在日であることを知り結婚を断念していたのです。

今の私にとっては親の言うことなんて聞きたくないと自由を求める彼女がそんなことで連絡を絶ち彼を別れるなんて信じられない気持ちですがそれもまたこの時代を表しているんでしょう。

それどころか偶然ですがこの時同時に手に取った本がたまたま内容は全く違うのですが主人公が在日の方でその時代設定は現代なのですがそれでも全く差別を感じてないわけではないのでまだまだ根深いのかもしれないです。

でも普通に考えたら国籍が違うから結婚しないなんて本当バカげてるけど

それより、この小説では、最後に主人公の彼が奥さんに内緒でこの直美が愛した彼に会うのですが、彼が直美の子供(つまり主人公の妻)が元気かどうかを尋ねるシーンがあります

ただそれだけなのですが、別れてから一度再会しその8か月後に主人公の妻が産まれていること等を考えると彼の子なのかもですよね。書いてないけど。書いてないけどそうとる可能性を考えてこの小説は書かれてると思うと。

そう考えるとなんだか国籍のことでなくなく大好きな人と別れた悲劇のヒロインぶっている直美ですが、結局好きより周りの目を気にしたあげく好きでもない人と結婚しかつ好きな人との子をその人の子として育てていた可能性があり、かつ自分の死に直面してそれがばれるかもしれないようなことをテープに残すなんて・・・直美最低ではと思いました



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