今日の一冊
内容(「BOOK」データベースより)
父親が四人いる!?高校生の由紀夫を守る四銃士は、ギャンブル好きに女好き、博学卓識、スポーツ万能。個性溢れる父×4に囲まれ、息子が遭遇するは、事件、事件、事件―。知事選挙、不登校の野球部員、盗まれた鞄と心中の遺体。多声的な会話、思想、行動が一つの像を結ぶとき、思いもよらぬ物語が、あなたの眼前に姿を現す。伊坂ワールド第一期を締め括る、面白さ400%の長篇小説。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
伊坂/幸太郎
1971(昭和46)年千葉県生れ。’95(平成7)年東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で、新潮ミステリー倶楽部賞を受賞し、デビュー。’03年『重力ピエロ』、’04年『チルドレン』、’05年『グラスホッパー』、’06年『死神の精度』『砂漠』が直木賞候補に。’04年『アヒルと鴨のコインロッカー』で吉川英治文学新人賞受賞。’08年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞と山本周五郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
あらすじ
4人の父を持つ高校生由紀夫が主人公。
- ギャンブル好きの父。
- ナンパなバー経営の父。
- 賢い大学教授の父。
- 格闘技に精通している高校教師の父
4人からいいところを受け継いだ由紀夫は頭がよくスポーツもできて女性にもモテて喧嘩も強い。
でもそのせいか次々と事件に巻き込まれてしまう由紀夫。
知事選挙、クラスメイトの不登校、ドッグレースで盗まれた鞄、そして男女の心中などそれはもうこれでもっかっていうほど事件に巻き込まれ、最後には伊坂作品らしく色々なことがつながって解決するという話。
感想
パパ4人それぞれ味があっていい
それぞれが自分の子供だと思っているので子供に対する愛情にあふれていてそれでいてそれぞれがお互いを尊重しながら生活していて、本の中ではお母さんは出張中でほとんど登場しないんだけど、こんな素敵パパを4人を一緒に住まわせてなおかつうまくやっていけるママどんな人物なのか気になる!
そして複雑な環境に苦悩しながらも由紀夫がまっすぐいい子に育っているのがよい。
普通の環境じゃなかったとしても愛情を失わずに育てたらっていう希望を持てました。
ちなみに
由紀夫と母と父4人はガソリン生活にもちょっとだけ出てきます。
好きな言葉
人生で有意義なことの大半は、
無駄に見えるんだって
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