内容(「BOOK」データベースより)
大人なら誰でも、愛に傷つくことがある。望みのない恋に溺れたり、かけがえのない相手を見失ったり。けれど、そこに行けばきっと出会えるはず。まだ見ぬ大切な人に。忘れかけていた、いつかの自分に。だから、日常を離れて旅立とう。小さな奇跡をさがす、祈りにも似た想いを抱えて―。全国各地にある「恋人の聖地」を舞台に、七人の作家たちが紡ぎ出す、七色の恋愛アンソロジー。
あらすじ&感想
旅行に行きたいなのに今は家を出ることすらできない
ということで本で旅行気分を味わいたくて手に取った本です。
幸福駅 原田マハ
まだ幸福駅が有名でなかったころ幸福駅で働いていた主人公の母とその付き添いをしていた主人公。そこに都会から画家がやってくる。
夫が亡くなった後も夫が生まれ育った町で夫の家族の面倒を見ている主人公の母にとっては本当に次来ることを期待することすら胸が痛くなるほどの出来事だったんだろうな
たわいもない祈り 大沼紀子
突然ナンパされてから時々食事をするだけの関係だった西村から土曜日に海に行こうと誘われる。
結局忙しくて食事にしか誘えなかったけど勇気だして誘ったという話
主人公の女性は妹に自分の恋人をとられてしかもその男と妹が結婚してしまったことから人を信じられなくなっていたけどまぁこの人ならと思えて終わる。
正直「海」としか話してなかったけど実は結構ハイキングっていう時点で服装や靴のこともあるからもうちょいちゃんと話してよってなるし、とにかく自分の決めたプランを相手の服装とか無視でよかれと思って続行してしまうあたりあとあと喧嘩になりそうとか思っちゃいました笑
聖域の火 三浦しをん
もうすぐ結婚するつもりだった彼を突然亡くした主人公はその後彼の軌跡をたどるように旅行をしている。
その未練や執着を道に迷って出会った僧侶というか天狗?と問答していくことで徐々に少しだけかもだけど解かれていく
そして最後におすすめされた暗闇の戒壇巡りで彼女はなくなった彼と再会し声を聴き心に火がまだともっていたことに気づく
これはとてもいい話だった。
コメントを残す