1995年のスモーク・オン・ザ・ウォーター 五十嵐貴久

五十嵐貴久先生ウイーク

五十嵐先生はTwitterをされていて、そこで宣伝部長に任命してもらったのでこれは宣伝しなければ!ということでしばらく五十嵐先生の作品を紹介していきます(勝手に)

内容(「BOOK」データベースより)

平穏な生活を送っていた主婦が、ひょんなことからバンドを組んだ。軽い遊びのつもりだったが、メンバーに元プロが加わり猛練習が始まる。演奏するのはもちろん、名曲『スモーク・オン・ザ・ウォーター』。―失敗のない人生なんてつまらない。失敗したらやり直せばいい。それができるから私たちは毎日を生きていける。そんなメッセージが熱く心に響く青春(ちょっと歳とっちゃったけど)家族小説の傑作。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

五十嵐/貴久
1961年東京都生まれ。成蹊大学文学部卒業。2002年より作家活動に入る。以来優れたエンターテインメント小説を次々と発表する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

内容&感想

元々は「1985年の奇跡」を読みたいと思って間違って買ってしまった本。

(五十嵐貴久作ということと〇〇年なんとかって本という記憶だけで買ってしまったらまさかの1985年と1995年と2005年と3作も〇〇年シリーズがありました(笑))

まぁでも系統は同じ感じです(ざっくり)

44歳の普通の主婦がバンドを結成して、スモーク・オン・ザ・ウォーターをステージで披露するまでのちょっと遅れた青春物語でした。

驚くような展開ではなく、読み始めた時に想像したラスト通りに終わるんだけどでもその予定調和を含めても面白かったです。

私的には子どもが「お母さん恥ずかしいからバンドとかやめてよ」といった時に、普段ほとんどしゃべらない夫が「お母さんはかっこいい」と言い切るシーンが好きです。

いざというときにこういうことさらっと言える夫かっこいい

ところで「青春」といえば、私は中学受験して女子校に入ったうえに帰宅部だったため「受験勉強」「クラブ活動に励む」「文化祭や体育祭で夢中になる」というThe青春を味わってない(今あげた例を青春の代表例だと思っちゃってる時点間違ってるかもだけど)この「人生でがむしゃらに何かを成し遂げようとと努力したことがない」というのがちょっとしたコンプレックスにすらなっていて、だから税理士試験受けようっとなった

なのでちょうどアラフォーで受験勉強を始めた私とアラフォー―でバンド練習を始めた主人公をかってにだぶらせてしまい一人で共感しまくっていた

いつからだって何にだって夢中になってよい

っていう当たり前のことすらアラフォーになると見えなくなりがちなので、これからも青春を謳歌しながら生きていきたいと思いました。



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です