ムゲンのI 知念実希人

内容(「BOOK」データベースより)

若き女医は不思議な出会いに導かれ、人智を超える奇病と事件に挑む―。夢幻の世界とそこに秘められた謎とは!?予測不可能な超大作ミステリー。

著者について

1978年生まれ。東京慈恵会医科大学卒業、内科医。
2011年、福山ミステリー文学新人賞受賞し、『誰がための刃 レゾンデートル』(『レゾンデートル』と改題し文庫化)でデビュー。
主に医療ミステリーを手がけ、『天久鷹央の推理カルテシリーズ』が評判を呼ぶ。15年、『仮面病棟』は50万部超のベストセラーになり、
18年には『崩れる脳を抱きしめて』で、19年には『ひとつむぎの手』で連続して本屋大賞ベストテン入りを果たす。
近著に『神のダイスを見上げて』『レフトハンド・ブラザーフッド』がある。

あらすじ&感想

ファンタジーとミステリーが入り混じったお話でした。

主人公は精神科医。現在突然眠った状態に陥りそのまま目覚めなかったら死ぬというイレスという病気にかかっている3人の患者を担当している。

で、ここから少しファンタジーな世界になり、この病気を治すためにユタの血をひく主人公は呪文を唱え患者の夢の世界に入り込み、そこで患者たちがどうして眠りにつくほどのつらい出来事に遭遇したのかを探りその出来事に誤解があることを本人に解きそのことで目覚めさせていく。という展開

そして、このイレスという状況に陥ったのはこの患者たちに共通する人物がいて、その最後の患者に主人公が向き合うことになり・・・・

という話

それぞれが深い傷を負っていてその話のどれもなかなかよくできてて面白かったです。

主人公過去に通り魔により襲われた経験あり、その時救ってくれた母をその時に亡くしたことがトラウマになっていたが、精神科医により助けられている。

一人目は飛鳥、パイロットの仕事をしていた父にあこがれパイロットになったが、父親はアルコール依存症で職を失って母とも離婚していた。それでも飛鳥は父と会う時間を楽しんでいた。ある日父は何か決心したような様子で会いに来た。手の震えも止まっていて飛鳥は父がお酒を辞めてくれたと考える。その後父が運転する飛行機にのることになるも途中で父は狂ったようになり飛行機は墜落。飛鳥はかろうじて命は助かったが片方の目の視力を失い、かつ父が自分と自殺するつもりだったと考えていた。

この事故は実は父はアルコール依存症ではなく別の病気、手のふるえはそこからきていてその震えをとめるために薬を過剰に摂取していた。その薬のせいで意識障害が起きていた。なので自殺をしようとしたわけではなかったことがわかる。

二人目は弁護士、元彼女がおふろで殺されていてその犯人にされた男を弁護する。なんとか彼の無実を証明して彼は釈放されたが、その後別の殺人事件が起き、弁護した彼から自分が殺したこと、そして実は元彼女も自分が殺害していたことを告げられる。自分が無罪にしてしまったせいで他の人の命が失われたことのショックでイレスに。 

でもこの男性は本当は殺害していなかった、彼女は自分の顔面を醜いと思ってしまう精神疾患をわずらっていて整形して美人になりそして容疑者を奴隷のように扱うことで自分の精神を保っていたが、ふられたことで正気じゃなくなり、顔をめちゃくちゃにするという方法で自殺していた。

三人目は2人目の犯人にされた男が醜形恐怖症の彼女に洗脳されるような形で付き合っていることに気づき、別れるようにアドバイスしてその後この彼の彼女になっていた女性

彼女は小さいころから母親とピアニストになる夢を追いかけていた。でもうまくいかず途中で耳の異常を感じて失敗してからはピアノに触ることさえできなかった。ある日同窓会でピアノ弾いてよとみんなに頼まれて困っていたところを助けてくれたの彼で、その後ずっと連絡をとりあう同級生として仲良くしていたが、ある日連絡が取れなくなり心配していたら彼が彼女に奴隷のような扱いを受けていることを知り彼の洗脳を解いてあげた。

でもその彼はその彼女を殺した容疑で捕まってしまい、彼はそんな人ではないと弁護士のところに駆け込む(2番目の患者)

そして彼が無罪になった後二人は自然に付き合うことに。ところがある日からストーカーのような人物があらわれるようになり彼に相談したところ。そのストーカーが遺体で見つかる。

彼が殺したの?

しかも警察は彼のことを過去に通り魔殺人をおかした少年ではないかと疑っているといい・・・

ということでここで主人公を襲った少年と患者が付き合ってる男性がつながってきます。

でもこっからがさらにファンタジー色が強くなっちゃう。

最後まであえてかきませんが、その展開にしちゃうかーって少しだけ残念になりました。

でも全体を通してはすごく面白かった。

この本はTwitterで教えていただいた本でした

こんな風に紹介してもらった本で新しい作家をしることができるって楽しい!



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