店長がバカすぎて 早見和真

あらすじ

谷原京子、二十八歳。吉祥寺の書店の契約社員。超多忙なのに薄給。お客様からのクレームは日常茶飯事。
店長は山本猛という名前ばかり勇ましい「非」敏腕。人を苛立たせる天才だ。ああ、店長がバカすぎる!
毎日「マジで辞めてやる! 」と思いながら、しかし仕事を、本を、小説を愛する京子は──。
全国の読者、書店員から、感動、共感、応援を沢山いただいた、二〇二〇年本屋大賞ノミネート作にして大ヒット作。
巻末にボーナストラック&早見和真×角川春樹のオリジナル対談を収録!

内容と感想

早見和真さんの本を読むのは3冊目

イノセントデイズはどーーんと重い作品。死刑を宣告された女性がどういう風に育ってきたかを振り返る形式の本でラストの衝撃も含め私好みの読んでてつらくなる系の作品

あの夏の正解はコロナ禍で中止となった甲子園にスポットをあてたドキュメント作品

そして今回の店長がバカすぎてはコメディタッチの本

めっちゃ振れ幅広い

そしてどの本も面白い!

ということで今回の作品は本屋さんで契約社員として働く28歳の女の子が主人公。

店長は「やる気のないスタッフにホスピタリティを植え付けるできるリーダーの心得 77選」を手に持ちながら朝の朝礼をするようなバカ。

ところが色んな問題に直面していき、「あれ?店長ってわざとバカを演じてるの?というかあの有名作家の最新作の本屋の話というかあの主人公絶対私だよね?ってことは店長がもしかして」という展開になっていき・・・・

というお話。

いやすっきりさっぱり面白くて楽しい小説でした。

これはドラマ化とかすぐされそう。

ここからネタバレ

最終的に店長=人気覆面作家ではなくいつも父のお店に飲みに来てた人が覆面作家で店長は単なるおバカでした。 まぁ店長はおバカのまんまでよかったかな。

本好きだと一度は「本屋さんで働きたい!!」となる気がするけど、この本を読むと裏事情も含め本屋で働いてる気分を味わえるのもよかったです。



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