内容(「BOOK」データベースより)
推しが炎上した。ままならない人生を引きずり、祈るように推しを推す。そんなある日、推しがファンを殴った。
著者について
1999年静岡県生まれ、神奈川県育ち。現在大学生、21歳。
2019年、『かか』で第56回文藝賞、史上最年少で第33回三島由紀夫賞を受賞。2021年、『推し、燃ゆ』で第164回芥川賞を受賞。
ネタバレと感想
女子高生が主人公。
うまく生きることができない不器用な女子高生。
ただ推しを推していることだけが彼女のすべて。
そんな時に推しが暴力をふるったというニュースが入る
という内容。
年齢的な若さとそして彼女自身の性質とでもうがんじがらめに生きにくそう。
その描写が彼女自身の日記を読んでるのかと思えるほど精密に書かれている。
こういう感情忘れてたなーというかもうこういう感じ味わえないなーって思いながら読みました。
結局どうしても共感というよりは母目線で考えてしまい、こっからはいつくばって彼女もなんとか大人になりそういう時代もあったねと笑えるようになってほしいと思っちゃいました。
おとなが描く懐かしい気持ちになるけれど振り返るとそんなキラキラした青春私にはなかったじゃないかとなる小説ではなく、あーー青春って結局こういう青くて苦くてって感じだったとなれる小説でした。
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