イヤミスの真梨さんの本
あらすじ&感想
警視庁生活安全総務課、ストーカー対策室、特別対策ゼロ係。
略して、警視庁ストーカー対策室ゼロ係が舞台の連作短編集
プロローグ
主婦がはまっている銀河探偵コスモスという小説。作者の小田切は彼女にとって神のような存在だったのに、少年との淫行で捕まってしまう。
一旦は作者に対する熱は冷めたものの、同じくファンのA子から銀河探偵コスモスの復活プロジェクトに参加しないかといわれる。 そのプロジェクトに参加すれば小田切に会うこともできると聞き主婦は会合に
そのあとはただひたすら小田切に銀河探偵コスモス復活のためにという名目でお金を払い続ける羽目に。
夫にばれてようやくこれが詐欺だと気づく。
ミュール
これはちょっと結婚離婚しまくっていて誰がだれだったかわからなくなりそうなお話。
今もうすでに誰が殺されて誰がどう疑ってたかがわからなくなってるwwナオコがダメンズメーカーで付き合ってる男が成功すると許せなくなるたち。
橋田結花 ゼロ係勤務の警察官 ユリエの従兄弟
二宮隆 橋田結花の同僚
ナオコ 有名ブロガー 今の夫 浜田靖彦
元夫 藤川賀津夫
浜田靖彦 今の妻 ナオコ
元妻 ミユキ
藤川賀津夫 元妻 ナオコ
さらに元妻 ユリエ
藤川佑里恵 元夫は藤川賀津夫
沢口圭子 ナオコの元同僚
アンビギュイティ
相馬莉乃は原田優人(医学部に入るもその後国家試験に落ち続けている)と付き合っていた時に撮られた性行為中の写真を別れた後リベンジポルノとしてばらまかれるのではないかと心配する話。
最終的に、原田の家に度々侵入し、パソコンなどを押収しかつ住所を調べて放火しちゃう。
キャンディ
前作の原田優人が今度は主人公 東大の理3確実だといわれていた原田。
全国模試も毎回トップだったが、ある日2位に。1位は偏差値の低い高校の女子HY。
何かの間違いだと思い彼はHYが実在しない人物ではないかとHYの子と調べるようになり、彼女にひかれてしまう。
その後その子とが段田という男性にばれ、秘密のUSBメモリをネタに高校生のころもそして偶然会った今もゆすられ続ける。
なんで好きなことがばれるUSBごときでそこまで強請られるの?って思っていたらHYはその後殺されてることがわかる。
犯人は原田でUSBはその殺人の時の映像であることがあとで明かされる。
シイク
コバヤシさん夫婦の大事な娘が誘拐。
という話マンション管理人が犯人だが、実は誘拐されていたのは猫。
ファン
牛川ミルク(本名)というご当地アイドルが、ファンをこじらせ暴言を書き込んでくる男性(刑務官)に困っているという話。
無事にそのファンササキはつかまるも、実はさらなるやばいファンは寮の大家だったというオチ。
大家はその後ミルクと共に事故にあい死亡する。
ミルクは心臓移植により一命をとりとめるが、大家がドナーカードを持っていたということをアイドル仲間にきき、自分の体の中に入っている新しい心臓が大家のものだと思い込み自死。
フリン
母から監視されている娘ちなみ妻子持ちと不倫中
不倫してる娘に不倫され続けた自分を重ね娘を殺害。
イットカン
橋田結花が意識を取り戻す。
ミュールに出てきた沢口圭子は新井田涼という俳優に夢中でストーカーになっていた。
事務所からも注意分が届くがそれを母親が燃やしている。小さい頃から圭子は自分にとって嫌なことがあるとそれをすべて排除してきたから。
高校の時も好きな子とその彼女を殺してると思われる。
が、圭子は母親がそんな自分をストーカーのように監視していると思っている。
結局 橋田結花を襲ったのは圭子の母 沢口昌枝
浜田靖彦を殺害したのは藤川賀津夫
ナオコの部屋から圭子の一斗缶を盗んだのはユリエ
そのナオコを殺害したのは沢口昌枝 (ナオコは圭子が高校時代犯した殺人の件で強請っていた)
という感じでした。
あとずっとレクター博士のように刑事に助言していた男についても語られてました。
感想
全体的にすごくサクサク読めるけど
とにかく気持ち悪い。ストーカーって自分が悪だと思ってなかったりしてそれが怖いな…。
特にリベンジポルノについては子供にもよくよく言い聞かせときたい
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