今日の一冊
内容(「BOOK」データベースより)
中2の太刀川照音は、いじめられる苦しみを「絶望ノート」と名づけた日記帳に書き連ねた。彼はある日、頭部大の石を見つけ、それを「神」とし、自らの血を捧げ、いじめグループの中心人物・是永の死を祈る。結果、是永は忽然と死んだ。が、いじめは収まらない。次々、神に級友の殺人を依頼した。警察は照音本人と両親を取り調べたが、殺しは続いた。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
歌野/晶午
1961年千葉県生まれ。東京農工大学卒。88年『長い家の殺人』でデビュー。2003年に刊行された『葉桜の季節に君を想うということ』が「このミステリーがすごい!」「本格ミステリ・ベスト10」の第1位に選ばれ、第57回日本推理作家協会賞、第4回本格ミステリ大賞を受賞しベストセラー。10年、『密室殺人ゲーム2.0』で第10回の本格ミステリ大賞を再受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
あらすじ
ひどいいじめへの恨みと両親への怒りを日記に書く主人公。
ある日「神様。いじめの中心的人物を殺してください」と願うと簡単に願いがかなった。
神様への祈りが通じた??
それをきっかけにどんどん願いがかない人が死んでいくという話。
こっからネタばれですが
実はいじめの事実はなく両親が自分のことを愛してくれてるかを知りたくて、いじめられていると書いた日記を読んで両親が僕のために動いてくれるかを図ったものだった。
で、実際 読んだ母がノートを読んで子供の代わりに復讐していた
いじめっことしてノートにかかれ殺された子がかわいそうな結末。
感想
全体を通しては、伏線はこれでもか!!っというほどちりばめられているのでほとんど筋は読めてしまうのですがそれでも最後は驚けて面白かったです。
ただ、中学2年生の日記を通して話が進むので意図的とはいえつたない文章をずっと読まないといけないのはかなり面倒でした。
もうちょっとその部分を短くできたらさらに面白かったかも
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