【娘と母 息子と母】マザコン 角田光代

今日の一冊

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

角田/光代
1967年横浜市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。1990年「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞。96年『まどろむ夜のUFO』で野間文芸新人賞、98年『ぼくはきみのおにいさん』で坪田譲治文学賞、2003年『空中庭園』で婦人公論文芸賞、05年『対岸の彼女』で直木賞、06年『ロック母』で川端康成文学賞、07年『八日目の蝉』で中央公論文芸賞を受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

内容(「BOOK」データベースより)

母と娘、母と息子、父と娘、夫と妻、恋人同士、それぞれの関係の微妙な変化―淡くもあり、濃密でもある人とのかかわりを描き、おかしみのなかに切なさがにじむ作品集。

あらすじ&感想

短編集

空を蹴る

お金のない男がダメ元でナンパした女性と熱海に行く話

その前日に主人公は自分の実家に忍び込んで認知症で入院した親の持ち物を質屋に持ち込み少ない現金を手にする。

次の日主人公は熱海から東京へ戻り女性は仕事へ男は・・・

雨をわたる

60歳を超えて海外移住した母

その母を見に行く娘

フィリピンに移住した母はいきいきとしていて他の日本人と一緒にいかにここがすみやすいかを嬉々として娘に話す。

鳥を運ぶ

入院した母が飼っていた6匹の小鳥を娘である主人公と主人公の元夫が運ぶ話

パセリと温泉

手術の後にせん妄状態になっている母はいつもと違い穏やかだった

結婚しないのは母が結婚と言うものがいかに不幸になるかを母からおしえられていたからだし、親しい友人がいないのは人は悪意に満ちていると母に教えられたからだ 絵を描くのが好きなのに美大に行かなかったのは母が反対したからなのに・・・・

あ、私は母と同じだと言い訳ばかりしてしまう

マザコン

妻にマゾコンとののしられた男。

腹いせにさばさばしている同僚と寝るがその日以降彼女は全然サバサバしていなくて、妻に即効ばれてしまった。

ふたり暮らし

ずっと母と二人で暮らしてきた

反抗期もなく何でも母に話してきた。

クライ、ベイビイ、クライ

シナリオ大賞にひっかかり仕事を辞めた。

その後自費出版を勧められお金を払ったがその後は音沙汰なし

妻はあきれて出て行った

初恋ツアー

私と洋文と洋文の母と旅行に出かける

義母のことを母より慕っている主人公は、義母が北海道にいる初恋の人にあってみたいというはなしに乗る。

まとめ

なんとなくどれももやっとするお話でした。表紙とのギャップがすごい

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