椿山課長の7日間 浅田次郎

内容(「BOOK」データベースより)

働き盛りの46歳で突然死した椿山和昭は、家族に別れを告げるために、美女の肉体を借りて七日間だけ“現世”に舞い戻った!親子の絆、捧げ尽くす無償の愛、人と人との縁など、「死後の世界」を涙と笑いで描いて、朝日新聞夕刊連載中から大反響を呼んだ感動巨編、待望の文庫化。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

浅田/次郎
1951年東京都生まれ。1995年『地下鉄(メトロ)に乗って』で吉川英治文学新人賞、97年『鉄道員(ぽっぽや)』で第117回直木賞、2000年『壬生義士伝』で柴田錬三郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

あらすじ&感想

浅田次郎作品で私が好きなのは「日輪の遺産」「終わらざる夏」「地下鉄に乗って」の3作

この3作は今まで読んだ中でもベスト100に3冊とも入るくらい好きです

今回の作品は上の作品とは違って読みやすく面白いくちょっとホロっとする話。

こういうのも好きです。浅田次郎に外れなし。

一度テレビで放送していたのをさわりだけみたことがあったので(お空のシーンのみ)椿山課長はその時演じられていた西田敏行さんで映像化しながら読みました
西田敏行さんが演技がうまいせいかもう西田さん以外考えられないくらいはまりやくでとっても自分の中でイメージしやすく読みやすかったです。

内容的には、突然の死を受け入れられない主人公が特別に下界におりることをゆるされ限られた期間(題名にある通り7日間だけど実際はお通夜葬式等込だからもっと短い)下界におりることによって生前は知らなかったいろいろな人の気持ちを知るという設定的には特に珍しくもないんだけど、太っちょであぶらぎっしゅぽい主人公が下界におりるときの仮の姿が絶世の美女だったためにいろいろな騒動が起きたり一緒に下界におりたやくざの話も面白かったりで(浅田さんの話に心優しいやくざは外せない)楽しめました


そしてきちんとうるっともさせてくれる。

難しい話やくらい話は読みたくなくてとにかくさくっと読めてそれでいて外れじゃない本を読みたいって時にうってつけです



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