右岸 辻仁成

内容(「BOOK」データベースより)

福岡で隣同士に住んでいた九と茉莉―。不思議な力を授かりながら、人を救うことができず苦しむ九。放浪の後、パリで最愛の女性・ネネに出会うが、いつも心の片隅には茉莉がいて…。辻仁成と江國香織の奏でる二重奏ふたたび。愛を信じることができるあなたに贈る大きな希望の物語。

著者について

1959年東京生まれ。1989年『ピアニシモ』で第13回すばる文学賞を受賞。97年『海峡の光』で芥川賞、99年『白仏』の仏語版で、フランス五大文学賞の一つ、フェミナ賞を日本人として初めて受賞。現在はフランスを拠点に、執筆のみならず、様々な活動に取り組んでいる。

あらすじ 感想

冷静と情熱のあいだ で男性側を辻仁成 女性側を江國香織 が書いて同じ物語を二つの視点から描くというのがとても面白くて好きだったので

その第二弾ということで手に取った本

右岸は祖父江九という男性が主人公。

福岡で生まれ、母と祖父母に育てられる。

隣の家には同い年の茉莉がいて、その茉莉が左岸(江國香織作)の主人公。

その茉莉とその兄で聡明な惣一朗と少年自体は過ごす。

ただ兄のように慕っていた惣一朗は自ら命を絶つ・テレビでやっていたスプーン曲げをしたところ簡単にできてしまう という二つの出来事がその後の九の人生を大きく変えていくという話。

その後彼の超能力がどんどん強くなりまぁ色々苦労するのですが、うーーーんなんか私はいまいち好きになれなかった。というか九にまったく感情移入できなかった。

とても長い物語なのではまる人ははまるのかも。一人の人生を丸まる読める感じです。



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