【捨てるがテーマのアンソロジー】捨てる アンソロジー 

今日の一冊

内容(「BOOK」データベースより)

連作ではなく、単発でしか描けない世界がある―9人の人気女性作家が、それぞれの持ち味を存分に発揮し、今大変注目を集めている「捨てる」をテーマに豪華競作!女性作家ならではの視点で、人の心の襞をすくいとり丁寧に紡がれた9篇は、いずれも傑作ぞろい。さまざまな女たちの想いが交錯する珠玉の短編小説アンソロジー。収録作「ババ抜き」日本推理作家協会賞受賞!

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

大崎/梢
東京都生まれ。2006年『配達あかずきん』でデビュー

近藤/史恵
大阪府生まれ。1993年『凍える島』で第4回鮎川哲也賞を受賞しデビュー

篠田/真由美
東京都生まれ。1992年『琥珀の城の殺人』でデビュー

柴田/よしき
東京都生まれ。1995年『RIKO 女神の永遠』で第15回横溝正史賞を受賞しデビュー

永嶋/恵美
福岡県生まれ。2000年『せん‐さく』を上梓。また、映島巡名義でゲームノベル、漫画原作なども執筆している

新津/きよみ
長野県生まれ。1988年『両面テープのお嬢さん』でデビュー

福田/和代
兵庫県生まれ。2007年『ヴィズ・ゼロ』でデビュー

松村/比呂美
福岡県生まれ。2005年『女たちの殺意』でデビュー

光原/百合
広島県生まれ。1998年『時計を忘れて森へいこう』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) –このテキストは、paperback_bunko版に関連付けられています。

あらすじ

人気女性作家が9人集まり「捨てる」をテーマに書いた作品

箱の中身は 大崎梢

男は公園で箱をもった少女に出会う。

女の子は「中身を捨てるまで帰ってきたらダメ」と言われたその箱を男に手渡し・・・

勝手にホラーを想像してたらとってもほっこりする話。

蜜腺 松村比呂美

息子は義母の借金のために自殺した。

それでもまだ義母はお金を無心してくる。

私は今日も義母の元へ食事を届けに行く・・・

今度はホラー。

ウツボカズラの蜜で復讐なんて甘すぎると思うけど・・・

主人公にはもっと自由に生きて欲しい。

捨ててもらっていいですか? 福田和代

92歳で他界した祖父の家から昔の拳銃が見つかる。

確かに戦時中の武器をそのまま今もどこかに隠し持っている人は少なくない気がするな・・・・

forget me not 篠田真由美

母が残したツボ。骨とう品のお店にもっていくとそれは・・・

 売るものではないけど捨てれないものって処分に困るよねぇ

四つの掌編 光原百合

 短いお話

お守り 新津きよみ

子供のころに大好きな祖母からもらった手作りのお守り。

ある日その中身が変わった??あの中身は一体・・・

ババ抜き 永島恵美

会社の旅行に参加したのはお局の3人だけだった。

3人で始めたババ抜きの罰ゲームは秘密の暴露

幸せのお手本 近藤史恵

両親が中学のころ離婚したため祖父母の家で暮らしていた主人公。

幸せのお手本は祖父母

花子さんと捨てられた白い花の冒険 柴田よしき

花子は花が好き。

ある日花を捨てようとしている男性を見つけ譲ってもらう。

男性の妻は花を育てていたがもうすぐ終わるパンジーを捨ててきて欲しいと夫に頼んだのだった。

次の日男はまた違う花を捨てようとしていて・・・

まとめ

同じテーマでもかなり違う作品になってる

すごいなぁ作家。

柴田さんや永嶋さんが好み。(どちらも黒い)



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