今日の一冊
内容（「BOOK」データベースより）
ワンランク上の志望校に合格するための能力と習慣。最難関中に合格できる!塾歴61年の受験ノウハウ。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
橋本/憲一
浜学園学園長。創立1959年以来、関西でトップをいく進学塾として実績を重ねる「進学教室浜学園」の学園長に2003年春就任。浜学園は兵庫県西宮市に本部を置き、復習主義、テストで学力を伸ばすなど、独特の指導方法を展開。2005年春入試から2020年春入試まで16年連続、灘中合格者数日本一を達成し、特に2019年春、2020年春入試で2年連続灘中合格者数100名突破を達成する。また、2020年春入試で、関西の女子最難関・神戸女学院中の合格者数32年連続日本一を達成し、ほかにも関西圏の最難関校の合格者数日本一を達成するなど、中学受験において圧倒的な実績を上げている。代表的な「合格者数日本一」の実績として、兵庫の甲陽学院中(10年連続)、大阪の大阪星光学院中(3年連続)、四天王寺中(13年連続)、高槻中(13年連続)、京都の洛南高附属中(12年連続)、奈良の東大寺学園中(3年連続)、西大和学園中(11年連続)がある。「塾には何より多くの優秀な講師が必要」というのが持論。担当教科は算数。『灘中に合格する子は学力のほかに何を持っているのか』が初の著書(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
この本一言でいうと！？
感想とメモ
他の学校と違い正直灘は素質がない限りいけないと思っているけど受験ノウハウ自体はなるほどーと思うことが多かったのでメモしておきます。
- 自分に合った解き方を選択する能力
- 短時間で質の良い勉強
- テストをたくさん受けることでテストに強くなっている
- 知識を引き出す力 覚えたことを定着させ 定着させたことを自由に引き出させる
- 算数の重要性
- １点の差になかないために検算と見直しを大切にする
- 何度も問題を読み返すのではなく集中して１回で問題条件を頭に入れる
- 学びの器を育てる（子供はバツが嫌い〇がつくように復習に力を入れる）
- 家庭学習の環境づくり
- 弱点指摘する前に二つ褒める
- 難問集（市販のノートに解けなかった問題を貼り裏に解答と解説を貼る）をつくる
- ミスパターンノート（表に（簡単な間違いや数字の書き間違いはなど）ミスした問題と自分の答え・裏に解答とケアレスミスのポイント⇒特にひっかけに引っかかった場合は目立つ色で印）をつくる
- 自分の弱い分野（例えば立体や日数計算など）で講師の説明がわかりやすかったりした問題と解説を抜粋して貼っておく。独自のベスト１０問題集
- とにかく学校の後さらに塾でも勉強してるんだから最初の声かけは「何点だった？」じゃなく「ああお帰り頑張ったね」
- 小６春の時点は志望校はちょっと上で設定しておく
- 毎回のテストで一喜一憂しない
- 小６の１２月 ①きちんとノートに正確にかく ②弱点のあぶり出し（間違ったところを正の数でチェックしておき冬休みに１単元３０分から１時間の時間をとりその単元で自分で理解した問題をつくる）③勉強における成功体験とその成功理由を目に留まる場所にはる
- 自信家・・・自分でどんどん先行して勉強するので、家庭学習でも難問をたくさんさせ実践的な練習の積み重ねにより思考力を鍛えることに力を入れるとよい
- 引っ込み思案・・慎重に取り組むためつけた力は自信を持つとその実力を発揮する。復習テストの勉強をしっかり繰り返していくと伸びる
- 気分屋・・・集中して勉強した時間は効率よく勉強できている。短く時間を区切って集中力の高い勉強の積み重ねを
- マイペース・・真面目にやるべき課題をきっちりこなすことができるので常に課題を多めにしておくとこなす量が増える
- 打たれ弱い・・逆に言うと自信を失わない限り安定した勉強ができるので無理をせず打たれる前に気持ちの切り替えをする。
まとめ
灘中に合格できるような天才君でも自分でスケジュールを立てて勉強したり、友達から効率のよい勉強方法を盗み見るなんてことはできないということが書いてありました。
なのでそのあたりはやっぱり保護者が寄り添ってあげるべきとも。
後、時々ものすごく勉強が楽しくて楽しくて全く苦痛でないこが灘に行くような子にはいるらしく、でもそれはほんの一部であとの子はその子たちに負けないように努力で〜と書いてる箇所があり、一部とはいえすごい世界だなーと思いました。
関西では一番有名な浜学園の学園長が、受験についてのノウハウを語る本。もちろんそのノウハウはすべて浜学園に活かされてるわけで結局浜学園最高〜っていうのを伝える本。